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【無線技術の日本史】

著者の言葉

 若いころから、SFや科学解説など多くの本を 上梓してきましたが、後半生のライフワークと して、明治から昭和初期にかけての日本の科学技術者 の活躍を書き残そうと志しました。
 これまでに
「国際通信の日本史」(栄光出版社)
「発明特許の日本史」(栄光出版社)
を発表し、今回のこの 「無線技術の日本史」 によって「科学技術の日本史三部作」となりました。
 お読みいただき、無線黎明期の日露戦争 などに貢献した日本の無線技術者の 努力に思いを馳せて下されば幸いです。

(石原藤夫)



 
タイトル・まえがき
目次
第1章 「咸臨丸」で知られる木村摂津守と
その次男・木村駿吉
文政13年~明治17年
第2章 不敬事件とアメリカ留学
日本人として二人目の数学による外国博士
明治17年~明治29年
第3章 無線技術の前史をたどる
明治19年~明治27年
第4章 マルコーニの成功と松代松之助の登場 明治28年~明治30年
第5章 秋山眞之の達識と海軍無線の胎動 明治29年~明治33年
第6章 無線電信調査委員会と「三四式無線電信機」 明治33年~明治34年
第7章 木村駿吉・外波内藏吉の欧米視察とその成果 明治35年
第8章 「三六式無線電信機」に向けて懸命な技術開発 明治36年
第9章 日露開戦/旅順・黄海・ウラジオ艦隊 明治37年
第10章 渾身の日本海海戦 無線電信の勝利 明治38年
第11章 日露戦争後の日本海軍無線 明治39年~大正3年
第12章 海軍免官後の木村駿吉 大正4年~昭和13年
謝辞・図面出典・奥付

このページは石原博士から提供いただいた書籍データを編集して掲載したものです。許可なく内容をコピー、配布することはご遠慮ください。

                                                                編集・管理責任者 森田裕